犬の呼び戻しのコツとは?少しの意識と練習で戻ってくるようになります!
犬の呼び戻しはしつけの中でも重要です。
犬が脱走した時、ドッグランで遊んでる時などに
「○○、おいで!」
というだけで、事故を防ぐことが出来たり、
こちらから犬の方に行かずに済みます。
ですが実際は、
・ドッグランに行った時に名前を呼んでも戻ってこない
・犬が逃げそうになった時に名前を呼んでも戻ってこなくて
捕まえるのに大変だった
と悩まれている方がいらっしゃいますし、
・名前を呼んだら走ってきてくれるのに憧れる!
といった方もいらっしゃるかと思います。
それでは今回は呼び戻しのトレーニング方法をお伝えします。
名前を呼んだらこちらを振り向くアイコンタクトが出来ている前提で
お話を進めていきます。
アイコンタクトがまだ出来ない犬は
こちらからご覧ください。
犬の名前を呼んでも振り向かない…そんな愛犬を振り向かせてみませんか?
気を付けること
皆さんは普段犬の名前はどのような時に呼びますか?
呼び戻しで重要なことは
「○○、おいで!」
と言った後の行動です。
もしあなたが
「○○さん、ちょっと来てください」
と呼ばれ、そちらに向かったら
仕事での失態をガミガミと怒られたらどうでしょうか?
さらに
「○○さん、ちょっと来てください」
と呼ばれ再度向かったら
対した用事じゃなかったらどんな気持ちになりますか?
それを何十回繰り返したら名前を呼ばれても
行きたくないなあ…
行っても楽しくないなあ…
そんな気持ちになるかと思います。
犬も名前を呼ばれるたびに怒られたり、
特に意味もなく呼ばれたら
行きたくないなあ…という気持ちになります。
まずは普段の接し方に気を付けましょう。
呼び戻しのトレーニング
【ステップ1】
人がしゃがんだ状態で犬から離れたところから名前を呼びます。
アイコンタクトが取れたら、膝を叩いたり、手を叩いたりして
こちらに来たくなるような動作をします。
こちらに向かってきたら
手を犬に差し出したり、広げたりして
「こっちだよ!」
と合図を出してあげましょう。
無事に人のもとに到着したらおやつをあげます。
【ステップ2】
ステップ1で行っていた
膝を叩いたり、手を叩いたりする行動をなくしてみましょう。
こちらに向かってきたら手の合図を出して
人のもとに来たらおやつをあげ褒めます。
【ステップ3】
「おいで」の言葉を付けます。
名前を呼び、おいでと言った後に手の合図を出します。
人のもとに来たらおやつをあげ褒めます。
人の正面でオスワリをさせたい場合は、
名前を呼んだあとにおやつを持っている手を前に出して
誘導してあげましょう。
犬がこちらに向かって走り出す
↓
おやつを持っている手を走ってくる犬に出し
正面に来るように軌道修正をする
↓
足元に来たらおやつを持っている手を犬の鼻先から頭の方に持っていき、
オスワリをするように誘導する
↓
上手に出来たらおやつをあげる
このような流れです。
オスワリをさせた方が、
集中しやすくなる、見た目が綺麗に見えるのでおススメです。
ポイント
呼ぶときの声は、いつもよりもワントーン高めの声で
呼んでみましょう。
犬は楽しそうな方に行きます。
遊んでいるときに名前を呼んでも来ないのは、
遊びの方が楽しいからです。
少し大げさなくらいでも大丈夫ですので
こっちに来た方が楽しいよ!と教えてあげましょう。
ただし追いかけるのはNGです。
犬は追いかけられると本能的に逃げてしまいますし、
もしくは遊んでくれていると勘違いしてしまいます。
いかがでしょうか?
犬が楽しそうにこちらに向かって走ってきてくれると
より一層愛着が湧きますし、可愛さも倍増します。
是非挑戦してみてくださいね!