殺処分を減らすために私たちが出来ることを3つ厳選しました。
先日、私が住んでいる市内に5匹の子猫が捨てられていました。
小さな段ボールに食べられもしないキャットフードがばら撒かれていて
「ミャーミャー」と弱々しく鳴いていました。
幸い預かってくれるところが見つかり、
里親も次々と見つかってくれたので一安心しましたが
捨てられている状態を初めて見たのでかなり心が苦しかったです。
もしも誰も気づかなくて殺処分の対象になっていたら…
必死に生きようとしている子猫に対して
本当に申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。
これは猫だけに言えることではありません。
犬にも当てはまります。
今回は殺処分を減らすために出来ることを3つご紹介していきます。
見放さないこと
「ワンワン吠えてうるさい」
「人を噛んだ、あるいは噛まれた」
「思ったよりも手間がかかる」
など犬を飼っていく上で悩みが出てくることかと思います。
もちろん言葉が通じないので
犬がする行動に対して理解が出来ないかもしれません。
ですが「見放す」という選択だけはやめましょう。
あなたが見放した後、愛犬は一体どうなってしまうのでしょうか?
何があっても最期まで一緒にいてあげてください。
また動物愛護法で犬を棄てる行為は犯罪となります。
・殺す、傷つける行為→2年以下の懲役、または200万円以下の罰金
・動物虐待(餌をあげない、水をあげないなど)や遺棄→100万円以下の罰金
と定められています。
迷子にさせないこと
迷子になると保護施設の方が捕獲をし保護施設に連れていかれます。
無事に飼い主のもとに戻ることが出来ればいいですが
迷子犬は一定期間しか預かることが出来ません。
保管期間が過ぎてしまうと殺処分の対象となります。
そのため愛犬には
マイクロチップや迷子札を装着し、
迷子になったときの対策を行いましょう。
最期まで一緒にいること
犬は何十年と生きます。
人間のように子育てから始まり介護まで行います。
また犬にかけてあげられる時間の確保も必要となってきます。
ただ「可愛い」だけでは飼えません。
さらに犬にかかってくる費用も出てきます。
・毎日食べるドッグフード代
・年に1回のワクチン代
・フィラリアやノミなどの駆虫薬代
・月1回のトリミング代
・犬が病気になった時の治療代
など様々あります。
目先のことだけ考えるのではなく
何十年もの犬との生活を考えたうえで判断をしましょう。
最後に
飼育放棄をしないためには子犬時期のしつけが重要となってきます。
ヨーロッパでは犬のしつけが徹底されています。
ノーリードで散歩をさせるのはもちろんのこと
吠えたり噛んだりする犬が日本よりも圧倒的に少ないです。
ヨーロッパでは
「犬を飼ったらまずはしつけを」が主流となっています。
では何故子犬のしつけに対する意識が高いのでしょうか?
理由は犬が人に怪我をさせたり危害を加えたりしたら裁判となり
殺処分の対象にされる可能性があるからです。
日本では
「犬を飼ったらまずはしつけを」
という意識がまだまだ浸透していません。
そのため吠える、噛むなどの私たちが問題視する行動が多くみられます。
これをご覧になっている
子犬を飼っている方またはこれから子犬を迎える予定の方は
一度犬のしつけについて考えていただきたいなと思います。
そして少しでも殺処分の対象になる犬猫が減ってほしいと思います。