子犬の甘噛みをやめさせたい…甘噛みのしつけはどのようにしたらいいの?
子犬を飼い始めると可愛さのあまりたくさん遊んだり
たくさん撫でたりしますよね。
ですがそんな時に子犬はある行動をします。
それが「甘噛み」です。
子犬を飼い始めると甘噛みに悩まれる方が
多いのではないでしょうか?
・甘噛みが痛くて困ってる
・人の手をおもちゃだと思っている
・怒っても尻尾を振って喜んでいる
・叩いたりして強制的にやめさせないといけないの?
・いつか本気で噛んで来たらどうしよう…
今回は子犬ならではの悩みの1つである甘噛みについて
お話したいと思います。
何故甘噛みをしてしまうの?
そもそも何故甘噛みをしてしまうのでしょうか?
どんなものなのか確かめるため
犬にとって口は人でいうと手になります。
子犬は見るものすべてが目新しいものなので
噛んでそれがどんなものなのかを確かめています。
人間の子供がいろんなものを触ったり手に取ったりするのと同じです。
また、子犬にとっては噛んでいいものと悪いものの区別がつかないので
ソファやクッションなども興味本位で噛んでしまうこともあります。
エネルギーが余っているから
お留守番の時間が長かったり、遊ぶ時間が少なかったり、
かじりたい欲求が満たされていなかったりすると、
噛みたい衝動を抑えきれなくて噛んでしまいます。
歯が痒いから
歯の抜け代わりで歯がムズムズすると
何か物をかじりたくなります。
歯の生え代わり時期は個体差にもよりますが
生後5~6か月頃から始まります。
その時期は噛む行動が増えるかもしれません。
飼い主がかまってくれた、遊んでくれたと勘違いしているから
飼い主の手を噛んだ時に
「痛い!」
と言った言葉が子犬にとっては
「かまってくれた!」
と勘違いしてしまった可能性もあります。
また、子犬は兄弟犬と遊ぶときに
お互いを噛み合ってどのくらいなら痛くないのか?
ということを学んでいきます。
人と触れ合う中で噛んでしまうのも
子犬にとっては遊びの延長と言えるでしょう。
どうやって甘噛みを直したらいいの?
子犬が甘噛みをする理由がわかったところで
甘噛みを直す方法をお伝えします。
環境設定をする
噛んで欲しくないものは徹底的に片付けましょう。
先程もお話したように
子犬は噛んでいいものと悪いものの区別がつきません。
お気に入りのぬいぐるみや
大切にしているブランド品のバッグも
子犬が届く位置に置いておけば
噛む可能性があります。
まずは人が気を付けることから始めましょう。
「遊びが終わる」と教える
遊んでいる最中に人の手に歯が当たったら
手を引っ込めて子犬から離れます。
そうすることで
「人の手を噛んだら遊びが終わる」
と学習します。
しばらくしたら子犬のもとに戻り
遊びを再開します。
もう一度人の手に歯が当たったら離れましょう。
これを繰り返し行います。
もしも興奮しすぎて
飛びついたり走り回ったりする子犬は
落ち着かせるために一旦部屋から出て
落ち着いてから遊びを再開しましょう。
人のもとから離れてもまだ噛むという子犬は
「痛い!」
と大きめの声をあげて驚かせるのも1つの手段です。
エネルギーを発散させる
お散歩に行く時間が短かったり、遊ぶ時間が短かったりすると
ストレスが溜まってしまい、
何かを噛んで発散する…といったようになります。
「少し運動不足かな?」
と思い当たることがあれば
エネルギーを発散させてあげましょう。
また、噛んでいいものを与えるのも効果的です。
遊んでいる最中は毛を逆なでしたり勢いよく触ったりすると
興奮しやすくなってしまい、甘噛みする可能性があるので
噛みやすくなるシチュエーションは作らないようにしましょう。
よくある質問
甘噛みについてよくある質問をまとめました。
ビターアップルって使ってもいいの?
ビターアップルとは犬をしつけるための道具です。
リンゴの皮から抽出した天然の苦み成分からできているもので
噛んで欲しくないところに吹きかけます。
拭きかけたところは苦い味がするので
犬は嫌がって噛まなくなる…という道具ですが、
手に吹きかけたら直るのでは…?
と疑問に思う飼い主様もいらっしゃるかと思います。
確かに噛む確率は低くなるかと思います。
ですが噛まなくなると同時に
人の手に対して苦いイメージが付いてしまいます。
そのため、今後人の手を嫌がる可能性も出てきてしまいますので
あまりオススメはしません。
甘噛みを直さないと本気噛みになってしまうの?
本気で噛んでくるときはどちらかというと
恐怖や不安から噛みついてくる…ということが多いです。
また、甘噛みは遊びの延長上で噛んできますが、
本気噛みは突発的に噛んでくることがありますので
直接結びつくものではないのでは?と思います。
ですが、人の手をおもちゃだと思っている犬が
興奮して力加減がわからなくなってしまい、
いつもよりも強めに噛んでしまう…ということもあるので、
甘噛みは早めに対処した方がいいでしょう。
子犬が甘噛みをする理由は様々です。
ですが、人間が少しの工夫と対処をすることで
甘噛みを防ぐことが出来ますし、
上手に付き合っていくことも出来ます。
1つずつ原因を見つけて取り組んでいきましょう!