犬が飛びつく理由って何?この方法で飛びつきを直しましょう!
犬が嬉しくて飛びついてくる姿は
全身で喜びを表してくれるので
こちらも嬉しくなりますよね。
ですが飛びつきが酷くなると
こういったことが起きる可能性があります。
来客や小さな子供に飛びつく
↓
怪我をさせる危険性がある
また、犬は汚れていても気にせずに
飛びついてきてしまうので
泥だらけで飛びつかれるとさすがに困ります。
今回は飛びつく行動がある犬に対しての
トレーニング方法をお伝えします。
飛びつく理由
犬が飛びついてしまう理由を考えていきましょう。
嬉しいから
外から帰ってきた飼い主に会えるのが嬉しくて
ついつい飛びつく行動が出てしまいます。
さらに飼い主が
「ただいまー!」
「寂しかった?」
などと声をかけることで余計に興奮してしまい、
より一層飛びついてしまうようになります。
要求しているから
手におやつを持っていれば欲しくて飛びつきますし、
お散歩中に抱っこをせがむときにも
飛びつくことがあります。
1回許してしまうと犬はもう一度してくれると思い
飛びつく行動が増えていきます。
動きに敏感だから
犬は動くものに敏感です。
これは狩猟本能からくる行動です。
ボールやおもちゃなどの小さいものに飛びつく分には
まだいいのかもしれませんが、
バイクや自転車、車などに飛びついてしまうと
壊してしまったり、怪我をしてしまったりするので
危険になってきます。
大型犬になれば被害もさらに大きくなります。
オオカミの名残が残っているから
口元付近を狙って飛びついてくる犬は
口元を舐めたいがために飛びついてきます。
これはオオカミの習性から来ている行動です。
餌を求めるときやリーダーであるオオカミに対して
機嫌を取ったりするときに行います。
犬特有の愛情表現の1つでしょう。
飛びつきを辞めさせる方法
では飛びつきを辞めさせる方法をお伝えします。
無視をする
犬が何か要求する時や嬉しい時に
飛びつく行動が起きます。
そこで飼い主が飛びついているときに
声をかけたり要求に答えたりしてしまうと
より行動が増えてしまうので
飛びついてきても無視をします。
家から帰ってきても
犬に触らない
犬を見ない
犬に声をかけない
を守りましょう。
最初は人と犬の我慢比べになりますが、
徹底的に無視をしましょう。
人側が我慢できずに途中で構ってしまうと
「これくらい飛びつかないと飼い主は反応してくれないんだ!」
と勘違いしてしまい、
さらに飛びつく行動が増えてしまいますので
気を付けましょう。
オスワリを大好きにする
飛びつく=おやつがもらえる(いいことがある)
↓
オスワリをする=おやつがもらえる(いいことがある)
に行動を変えていきます。
また、飛びつきのピークが過ぎ犬が落ち着いてきた頃に
オスワリの指示を出しましょう。
犬がオスワリをしたら興奮しない程度に褒めます。
そうすることで、
オスワリをしたら構ってもらえる
と学習していきます。
芸にする
飛びついてくる姿が可愛いから無くすのはちょっと…
という方は芸にしてみましょう。
膝を叩く→飛びつく→褒める
を繰り返します。
膝を叩いた時以外は飛びつかないように無視をし、
こちらが指示を出したときだけ飛びつくように
犬に教えていきましょう。
膝を叩くだけで飛びつけるようになったら
「ジャンプ」などの言葉を付けて練習していきましょう。
リードを使って練習する
大型犬や興奮度が高い犬の場合、
無視をしてもなかなか収まらないことがあります。
そういったときはリードを使って練習します。
犬にリードを付けて、係留します。
犬が飛びついているときは無視をします。
目線も犬の方には向けず、空気のように静かにしていましょう。
犬が少し落ち着いてきたらオスワリの指示を出し
犬におやつをあげて褒めます。
もし犬に近づいたときに飛びついてくる場合は
もう一度元の位置に戻って無視をします。
こうすることで
飛びついたとき→おやつがもらえない
飛びつかずにオスワリをしているとき→おやつがもらえる
と学習していきます。
以上が飛びつきに対しての解決方法です。
飛びつく行動が増えてくると
腰や足を痛める原因になることもありますので
なるべく飛びつきを減らしていきましょう。