犬のお散歩に必要な3つの道具!首輪、ハーネス、リードに慣れさせる方法をご紹介します!
お散歩のときに必ず必要となってくるのが
リードや首輪、あるいはハーネスだと思います。
これがなければお散歩は出来ません。
ですが、普段付け慣れていないせいか
嫌がる犬もいるかと思います。
・お散歩に行きたいけど首輪を嫌がってしまう
・リードを噛んでしまってボロボロ
・ハーネスを見せると逃げてしまう
このようなお悩みをお持ちかと思います。
今回はそんなお悩みを持つ方に向けた解決方法をお伝えします。
トレーニング方法
首輪の慣れさせ方
【ステップ1】
首輪を付けずに犬に見せます。
犬自身から近づくようにし、
こちらからは近づけないようにします。
匂いを嗅いだり、興味を示したりしてきたら
褒めておやつをあげます。
まずは首輪の存在自体に慣れさせます。
【ステップ2】
首輪を首に通して感触に慣れさせます。
まず首輪の長さを1番長くし、両端を結合させます。
ブカブカの状態で大丈夫です。
おやつで犬を首輪の輪の中に誘導し、
くぐらせてみましょう。
犬が輪の中に入ったらおやつをあげ、首輪を外します。
これを繰り返し行っていき、
「首輪をくぐる=いいことがある」
と結び付けていきます。
【ステップ3】
首輪を装着する時間を長くします。
両端を結合させない状態で首輪で輪を作ります。
ステップ2と同様におやつで誘導し、
犬が輪の中を通ったら両端を結合させます。
この時、なるべくおやつを食べさせながら行いましょう。
怖がりな犬は「カチッ」という音で怖がってしまう可能性があるからです。
ベルトタイプの首輪は穴に通すのが難しければ
バックルに通すだけでも構いません。
首輪を付けたらすぐに外しておやつをあげ、褒めます。
この首輪を付けている時間を徐々に長くしていきましょう。
ハーネスの場合
【ステップ1】
ハーネスを付けずに犬に見せます。
犬自身から近づくようにし、
こちらからは近づけないようにします。
匂いを嗅いだり、興味を示したりしてきたら
褒めておやつをあげます。
これも首輪と同様に
ハーネスの存在自体に慣れさせます。
【ステップ2】
ハーネスに足を乗せることに慣れさせます。
ハーネスを地面に置き、
犬がちょうど輪に足が来るように
おやつで誘導します。
犬が輪のところに来たらおやつをあげ褒めます。
「輪の近くにいる=いいことがある」
と結び付けていきます。
【ステップ3】
ハーネスを体に通してみましょう。
ハーネスを地面に置き、犬を輪の中に誘導します。
輪の中に足が入ったら、ハーネスを少し上にあげすぐに降ろします。
その後におやつをあげ褒めましょう。
これを片方ずつ行い、最終的には両足できるようにしていきます。
少しずつ足を通す感触に慣れさせましょう。
もし嫌がるようであれば地面におやつを置き、
食べさせながらハーネスの感触に慣れさせます。
【ステップ4】
それではハーネスを付けていきます。
犬をハーネスの輪の中に誘導し、装着します。
装着出来たら褒めておやつをあげましょう。
終わったらハーネスを外し、繰り返し行います。
徐々にハーネスを装着している時間を延ばしていきます。
この時、装着する時の「カチッ」という音が苦手な犬は
首輪と同様におやつを食べさせながら行うと
苦手なイメージが付きにくくなります。
リードの場合
【ステップ1】
リードを付けずに犬に見せます。
犬自身から近づくようにし、
こちらからは近づけないようにします。
匂いを嗅いだり、興味を示したりしてきたら
褒めておやつをあげます。
これも首輪、ハーネスと同様に
リードの存在自体に慣れさせます。
【ステップ2】
リードにはナスカンと呼ばれる金属部分があります。
リードと首輪やハーネスを繋げる部分です。
この部分がぶつかり合うと、
「カチャカチャ」と音が鳴ります。
怖がりな犬はこの音が苦手な場合があるので、
まずは金属音に慣らしていきましょう。
首輪やハーネスを付けていない状態で
ナスカンを使って金属音を出します。
怖がる様子がなければおやつをあげ褒めましょう。
怖がってしまう、または怖がりな犬は
おやつを食べさせながら行うと
嫌なイメージが付きにくくなります。
【ステップ3】
実際にリードを付けていきます。
リードを付けたらすぐ外し、おやつをあげて褒めましょう。
このリードを付けている時間を徐々に延ばしていきます。
お散歩中はリードによって首輪の位置が変わることがあるので
リードを使って首輪の位置をずらしてみたり、
少し引っ張ったりして刺激に慣らしていきましょう。
リードを噛んでしまったら
リードが目の前でゆらゆらと動けば
犬にしてみればおもちゃのように見えてしまうので
噛んでしまうようになります。
もし噛んでしまったらリードを短くし、たるまないようにします。
すると犬はリードが動かなくなるので飽きて離します。
その離した瞬間におやつをあげ褒めましょう。
短くした状態で少し歩き、噛まずに歩けたら褒める、
少しリードの長さを長くして、噛まずに歩けたら褒める…
を繰り返し行います。
リードを噛むよりも飼い主と歩いた方が楽しい!
と教えていきましょう。
最後に
以上が首輪、ハーネス、リードに慣れさせる方法です。
ちなみにもう1つ方法があります。
ずっと首輪やハーネスを付けておく方法です。
最初は違和感がありますが、しばらく経てば慣れるかと思います。
ですがこれは犬にとってはストレスがかかります。
人で例えてみます。
虫が苦手な人が逃げ場がない状態で
1日虫と過ごしたらどうでしょうか?
相当嫌な思いをしますが、恐らく慣れるでしょう。
ですが想像してみてもわかるように
かなりのストレスがかかりますよね。
少し大げさかもしれませんが、
首輪をつけっぱなしにして慣れさせるということは
それに近いことをしているのです。
ですので、なるべく犬に負担がかからないように
少しずつ教えていきましょうね♪